第一部第二部未来に存在するVRMMO『ユグドラシル』のサービス終了の日
。最強クラスのギルドの一角である『アインズ・ウール・ゴウン』のギルドマスター『モモンガ』は、メンバーと共に作り上げた居城の玉座に、臣下たるNPCたちにかしずかれながら座っていた。
たった1人で、もはやいないかつての仲間達を思いながら。
そしてサービスが終わり強制ログアウトが生じるその瞬間、異変が起こった。
ログアウトできず、そして何より話すことの出来ないはずのNPC達がまるで生きているかのように忠誠を示しだしたのだ。
さらには外の世界は未知の世界。モモンガは混乱しながらも、絶対者(ギルドマスター)として行動を開始する。
これはアンデッドの肉体を得た絶対者たるモモンガが、己の(頭のおかしい)目的のために、異世界を蹂躙していく物語である。
言わずと知れた超大作。
ネトゲの自キャラになって異世界へ行くという超絶テンプレを不動のものにした作品。
特にはじめのワクワク感はすごい。どうなるのだろう、どういうふうに行動するのだろう。
最強の力を持ちながらも、同じ境遇のものを警戒して慎重の一手。
いささか慎重すぎて途中でダレる。無双するまでが結構長い。
しかし長いこと待たされた分、そのシーンは非常にスカッとする。