転生者の魔都『海鳴市』この物語は魔法少女の物語ではありません。もっと悍ましい何かの物語です。
正義を志す者が初心を貫き通す事は稀であり、悪を志す者が最期まで滅びないかもしれません。
この作品を題名で読んでないのは非常に損をしている。
複数主人公の群像劇。海鳴の街を舞台した転生者たちの抗争。
そこにミッドチルダの転生者たちが割り込んでくるなど、状況がシビア。
名前ありのキャラには練りこまれた設定があり、キャラに重みをもたせている。
複数の世界で転生者が存在し、その能力をもって2回目3回目のキャラがいる。
この背後設定のお陰で世界は地獄の釜の底。原作の明るい雰囲気がみじんもない。
コメディ要素はなく、ダークかつシリアスな展開。
雰囲気としては以前紹介した
濁流のフェルナンが一番近い。
物語は序章を終えて、次に移る所。
まさかジュエルシード使って
反転ネタバレ注意聖杯戦争するなんて考えもつかない。
先が読めない。続きが見たい。そう思わせてくれる作品。
この物語は魔法少女の物語ではない。もっと悍ましい何かの物語である。