黒龍の強くてニューゲーム神族と魔族の終わり無き戦いの末に滅び行く世界を尻目に、隠居していた世界最後のドラゴン。
ある日、彼の元へ人間を始めとしたこの世界に生きる生物の代弁者として一人の娘が訪れる。
そこで交わした会話によって人間という存在に興味を抱き、助力をすることに。
紆余曲折を得て、彼は人間たちの望みを叶え……世界の崩壊は免れた。
―――彼の死を代償に。 あー死んだ死んだ。っと目を覚ますと、そこは彼が住んでいた世界とは違う世界―――異世界だった。
そこでも自分は変わらず竜族――ドラゴンだったが、何かおかしい、何処かがおかしい。
生まれ変わったわけでもなく、姿形は生前のままだ。だとしたら――?
元々知識が深く知能も高い彼は、自分が『創造物』ではなく『創造主』に近い存在になったのだということを理解した。
こっちの世界はこっちの世界で、五つの種族が大陸の覇権やら種族の繁栄やらを巡って小粋に小競り合いを起こしている状態。
そこへ現れた次元違いの強さを誇るドラゴンは、いったい何をして過すのか?
彼は元々いた世界で果たせなかった夢をこの地で果たすことを考える。
それは―――ドラゴンとして、そして人として、人と接して生きること。
そんなお話.........になる予定です。
プロローグまで読んで面白かったか紹介。
ここまできっちりとバックストーリーを書いている作品も珍しいと思う。
それ故に高評価。これからどうんな物語になるか期待度大。