蜘蛛の糸の繋がる先は確かな喪失感とともに死んだはずの我が身が生きている。
生まれた先は安定して停滞している社会。魔法があるハルケギニアという場所。
ああ、この世界を余すことなく知りたい。知識に狂った男の話。
かなり朧気な前世の記憶。知識と記憶はあるが実感が無い。
あるのは死んだ時の喪失感。あの時、人として壊れたのだろう。
そして残った部分が今の私だ。
死をくぐり抜けてなお残るものがあるとすればそれこそが魂の本質。
ゼロの使い魔のSAN値直送型内政作品。
Cthulhu風味の作品。というかかなり干渉されてる。
圧倒的な知識欲。それに裏付けられた行動と結果。
手足が足りないと亜人の品種改良やったり、魔力が足りないと人体改造をやる狂人。
そんな彼がハルケギニアでどういう風を巻き起こすのか。
世界の裏にある狂気に気がつくな。帰ってこれないぞ。