鋼鉄の新世界今より僅か十数年後の未来。VR技術が開発され、VRMMO創成期には様々な作品が生まれた。
ただ残念ながら初期に於けるタイトル、その全ては剣と魔法によるファンタジーの世界であった。
そんな中、国内製初となるVRタイトル『鋼鉄の新世界』が発表される。
それはこれまでとは異色の、ロボット同士による対戦型ゲームであった。
これは苛酷な環境の中、仲間達と共にロボットを駆り、戦いと冒険に明け暮れる日々を綴った物語である。
友人3人でこのゲームを始めた主人公。
特化型が好きな彼は索敵特化の電子戦機を選んだ。
友人も安定の近接型、それにメカオタクな弟はメカニック。
その他にも特徴的な仲間が加入していき、彼らのチームは強くなっていく。
普通のVRMMOもの。デス・ゲームでもログアウト不可でもない。
機体の性能も特化型が複数集まってるだけあってハマれば強い。
崩れるとボコボコにされる、この緊張感が戦闘にいいメリハリをつけている。
AC的な要素もあり、機甲猟兵もちゃんといるよ。
主人公の機体モデルはドラグナー3型。主人公機としてはかなり異質。
でもそれが良い。レーダー関係に装備が偏って武器を著しく選ぶのもまたロマン。
ロボット好きの読者におすすめしたい作品。
泥臭い中にかっこ良さがある。一歩一歩着実に強くなっていく彼ら。
ロボット大好きな国民がロボット好きのために創ったゲームのお話。