俺のロボ“ガーディアントルーパーズ”はアーケード用のロボットアクションゲームだ。
プレイヤーはコクピットさながらに作りこまれた大型筐体に搭乗して戦う。
ありがちな世界設定にどこか野暮ったいメカデザイン、
ボタンだらけの二本のジョイスティックにフットペダルまで使う複雑すぎる操作。
トドメに鬼のような難易度のミッションとマイナス要素のオンパレードだ。
レビューサイトの評価は総じて低かったが、俺はこのゲームにハマってしまった。
三十路も近いサラリーマンがゲーセン再デビュー、今時の若者たちにオヤジの力を見せてやるぜ。
だがこのゲーム少し変だ、全国大会を勝ち進むうちに俺の周囲で妙なことが起き始めた……
射撃が苦手なので近接おんりーで戦っていたら、ついたあだ名が近接おやじ。
社畜のおっさんが戦場の絆っぽいロボットゲームにのめり込んでいく。
カジノが大阪に解禁された近未来の日本を舞台におっさんが勘違いしたりされたり。
この作品がおすすめで紹介された作品の一つ。
全国大会編からマフィアぽいのが絡んできて、風向きが少し変わる。