正道ではなく。アストレイ物語C.E.55年。世界各国はコーディネーターの排斥に動き出す。
そんな時代。ある島国の片隅でこの時代にいない筈の少年が、この時にいない巨人を造っていた。
これは賢く、ヘタレで、格好つけで、そしてほんの少しだけ覚悟が決まった少年(男)の話である。
以前の歴史より10年早く生まれたユウナ・ロマ・セイランは戦争に備えて動き始める。
前世とも言える記憶を頼りに、自覚した愛国心を胸に。
根っこはあまり変わっていないけど、少しだけ頼りになった御曹司のオーブ生存戦略。
SEED DESTINY本編で戦死したユウナ・ロマ・セイランが逆行。
5代氏族嫡男の地位を利用してNAISEIするお話。
当時としては完全道楽のMS事業を継続するための金策に、政治的タブーを突っつきまくる。
燃えていないオーブを目にした時の場面が印象的。