淡海乃海 水面が揺れる時戦国時代、近江の国人領主家に男子が生まれた。名前は竹若丸。
そして二歳で父を失う。その時から竹若丸の戦国サバイバルが始まった。
竹若丸は生き残れるのか? 家を大きく出来るのか?
琵琶湖の北に領地を持つ木っ端の国人衆の跡取り。
富国強兵や殖産興業などで国を豊かにするも、周囲は三好に六角と巨大勢力ばかり。
逃げ出してくる将軍様や都の公家連中に頭を抱えたりしながら、領地を拡大していく。
戦国の殺伐とした感じと利害関係のシビアさがこっちにまで伝わってくる。
必要とあれば皇室まで利用し、将軍であっても切り捨てる選択肢を用意。
うまくいかない時の煮詰まり具合とかは読んでて新鮮だった。