ベルリク戦記ベルリクは好んで譲らず先頭に立って突撃する指揮官の鑑。
口八丁、奇襲攻撃、水陸共同、火力優勢、物量優越、焦土化の努力は基本。
老若男女構わず容易に合理で虐殺を行って感慨も薄く、必要なら生かして目玉を抉って送り返す。
彼の仲間達がその知恵と勇気と狂気を称え、推し進めて止めることはない。
西に東に文化圏を越えて戦場へ飛び込んでは勝利と死体と廃墟を作り上げる。
紹介してもらった作品の一つ。
戦記物の常で最初っから独自単語のオンパレード。国名とか地名とか。
一人称視点の作品だけどたまに一話まるまるで視点が変わる。
主人公の権力が大きくなるにつれて自重せずに大暴れ。
全体的に読みづらいのが玉に瑕だけど、他の作品にはない感じもある。