八男って、それはないでしょう! 平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。
だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。
僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男という、存在意義さえ怪しい子供に憑依した彼は、
幸いにも魔法の才能があったので早くに自立しようと我が道を進む。家紋と領地継承も、
内政無双も経験が無いから無理。魔法で金を稼いで、自由に生きて何が悪いというのか。
まあ、結局人の営みで発生する柵からは逃れられないのはこの世の常として。
これは、そんな若造ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターの世界なんて救わないお話である。
活動を再開したY.A様の作品の一つ。
現状だとお先真っ暗なので、なんとかして自立を図ろうと四苦八苦する。
辺境の騎士家に生まれた主人公が一念発起する話。
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