ブルボン家に咲く薔薇~フランス王国戦記~経済危機を立ち直れずついにデフォルト(債務不履行、これ上払えません)してしまったフランス。
それはユーロの崩壊、未曽有の経済危機をフランスが震源となって引き起こす。
効果的な政策も、民衆によって否定されとうとう暴動まで起きてしまった。
警備兵に撃たれてしまった大統領ルイ・ニコラ・クファールは、気がついたらルイ・オーギュストつまりルイ16世になっていた。
彼は動き出すフランス運命の日、1789年7月14日を乗り越えブルボン王朝を後の世に残すために。
ルーマニア戦記を書かれた高見 梁川様の作品。
歴史の授業で必ず習うフランス革命を題材にした歴史小説で、様々な要因が重なって起きた王族処刑の結果を変えてフランスに王家を残そうとする。
教科書ではサラっと書かれているが、当時の時代背景や欧州情勢、新大陸の状態などが重なって複雑怪奇なことになっているのを読みやすくしてくれている。
内政系の要素もあるし、戦記系の要素もあり。でも主だているのは宮廷での陰謀劇。
貴族とキリスト教勢力相手に頑張って行きます。
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